試練と芸術/SBAR/アサーティブ
私は仕事が出来るわけでは無かった。
体力もないし、頭も良くない。
忙しい職場で、こんな私がいたのは
迷惑でしか無かったと思う。
先輩からは、
“この子すぐ辞めちゃうだろうな。”
と思われていたぐらい、
仕事が出来なかった。
何をやらせても、不器用で時間がかかる。頭の中で物事を整理が出来ず、考えてもどう対応すればよいか分からない。
先輩への報告も、話している間に混乱してしまう。
先輩からは
「何を伝えたいか、分からない。」
と、よく言われていた。
(→SBAR使えば良かったのよね。)
(→結論から先に言うとかね。論理的思考が身についてないんだよな。)
二年目、ようやく自分の仕事が安全にやれるようになってきた。
少し、周囲状況をみながら行動できるようになる。
三年目で、周囲がどう動いているかを理解し、考え行動出来るようになった。
見捨てず、私を育てた先輩達には、感謝しかない。
そんなこともあり、何をすればチームに最大限貢献できるかと考えていた。
それが、辛くてもモチベーションを維持出来ていたんだと思う。
仕事柄、悲しい別れも多かった。
同期とは、よくご飯を食べに行き、泣いたり励ましあったな。
感情が引っ張られて、家で悲しくて泣いていた時期もあった。
悲しいと感じることも大切だけど、
プロとしてやるべきことを常に考え行動しないといけないことを学んだ。
そして、悲しいのは私だけではないし、悲しいだけの時間ではない。
感情や思いのやり場は、同期や先輩たちと話し合うことで癒すことも出来るようになってきた。
でも、一人で静かな場所で自分の感情を落ちつかせたいこともあった。
“静かで落ちつく場所”
そこは、自分の部屋では無かった。
実家や図書館•公園•カフェでもなかった。
ふらっと一人で行けて、静かで落ち着く場所。
美術館だった。
疲れたらソファに座り、絵をながめた。
平日の空いてる美術館が好きになった。
休みの日、一人で過ごすことが苦痛でなかった。
心がパンパンになった時は、一人の方が気楽で、綺麗な庭をながめれるカフェでパスタ食べたりしていたな。
プライベートでも先輩や同期とも、遊んだり、同窓会もあったし、料理教室にも通ってた。充実した日々。
仕事に慣れてきても、仕事はやっぱり忙しい。
アトピーは、指や首、腕、酷いと鼻の下も赤くでることもあった。
だけど、体や心が辛くとも、まだまだ知らない世界をみる方に興味があり、
本気で仕事を辞めよう。
とは思わなかった。
<キーワード>
SBAR
S:状況 →名前、場所、連絡理由
B:背景→経過や今の状況
A:評価(判断)
R:提案→〇〇の準備をしておきましょうか?〇〇に連絡しますか?
業務能力
→知識
技能
概念化能力(問題発見や課題形成が できる。新しいやり方などについて提案し、他者に説明できる。
遂行意欲
→やる気(役割を発揮しようとする重要感がある。積極的に取り組む姿勢がある。)
自信(業務に対して結果を出せるという有能感がある。また、必要な助言に対しては柔軟な姿勢で受け入れる。
情緒的安定(他者から好感をもたれていると感じている。心理的、情緒的に落ちついており、他者との開放的なコミニュケーションがとれている)
後輩育成に必要なスキル
教える力、傾聴する力、質問する力、指摘する力、計画する力
<何度言ってもミスを繰り返している部下への対応>
1.事実:何が起きているか
2.感情:どう感じて欲しいのか
3.要求:何をしてほしいのか
この順序で話す。
⇩
ゴール:どんなことを相手に求めているか。どうなって欲しいのか。
要求を明確にする。
具体的に、シンプルに。相手が現実可能なことを提案する。
※相手に考える時間もあたえる。
※相手だけでなく、自分の言動も客観的に観察。半分は自分にも責任があることから始める。
※言葉と態度が一致しないと、メッセージが伝わらない。(重要な内容をヘラヘラした態度では伝わらない。)
•伝えたい時は、時と場所を選ぶ。
•逆の場合として、
相手から提案された際、急いで答えなくてもよい。一度時間をおいて、自分が落ちついて伝えられる場所と時間を設定してもよい。
<キーワード>
アサーティブ
自己主張ではあるが、
相手の権利を侵害することなく、
誠実に率直に対等に表現する。
<キーワード>
再起力 、復活力
→苦境にあっては、それを耐え抜く力であり、さらに力強く成長する能力